20世紀少年のストーリー展開のベースになっている、20世紀の名(迷)作TVドラマ「ツイン・ピークス」。日本のドラマ「トリック」「ケイゾク」「QUIZ」「SPEC」などにも大きく影響を及ぼした作品です。もちろん「リング〜らせん〜
ループ」もですね。
しかし、「複数同時進行するサイドストーリーに飛びまくるストーリー展開」「回収されない謎や伏線」「意味不明のエンディング」など、人によっては何が面白いのか理解不能な駄作かもしれません。
ギタリストに例えるとジミヘンみたいな感じですね。その後にメチャクチャ影響を与えた凄いギタリストなのですが、興味のない人には下手クソに聴こえてしまう。みたいな感じ。(^_^;)
まあ、良くも悪くもリトマス試験紙のような作品なので、マンガ版「20世紀少年」を面白いと思う方であれば、間違いなくハマります。見る際は、コーヒーとドーナツ(チェリーパイでも可)を用意してから見る事をお勧めします。
湖から上がったビニールに包まれたローラ・パーマーの死体。「ローラ・パーマーを殺したのは誰か?」というミステリー作品という感じで物語は始まります。
誰が犯人でもおかしくない濃いキャラクターの登場人物達。(
詳しくはここで)
犯人と関係していると思われる「ボブ」。しかし、ボブとは何者なのか?魔物?幽霊?それとも何かの象徴?...ミステリーではなくオカルト??理解できないままストーリーは展開していきます。
しかし、そんな内容にも関わらずオープニングはのどかな田舎町の景色に「ホームドラマかい!」というテーマ曲。(^_^;)
そして、ミステリーにはあるまじきふざけた捜査方法。しかも、その悪ふざけをクソ真面目にやるところなど、正に「トリック」の原型です。(^○^)
事ある毎に必ず大量のドーナツが!「誰がこんなに食べるんだよ!」というくらい大量なのですが、登場人物は誰も突っ込みません。それが当たり前って感じで。(^○^)
ふざけた捜査方法はチベットに関係しています。チベットといえばオッチョが修行したのもチベットですね。
クーパー捜査官の夢に出てくる犯人へのヒント。しかし、このヒントが毎回「小人」「大男」「馬」「ボブ」「マイク」「ローラ・パーマー」...と、何が何だか???(-_-;)
そして、意味不明の最終回。これを見てもネタバレにならない程の難解さ。
ある意味、マンガ版「20世紀少年」より危険で濃い作品ですが、興味と根性のある方はどっぷりハマって下さい。
(^○^)